[00:00.643] [00:02.186]cover:Duzi pigeon [00:03.837]鬼さんこちら手の鳴るほうへ [00:10.748]彼岸の華が咲く頃に [00:17.908]ムカシガタリ [00:20.001]音楽デスおはぎ [00:22.602]唄重音テト [00:24.860]映像小山乃舞世 [00:27.131]調声ゆらほにゃ [00:29.430]ますたりんぐ友達募集P [00:31.774]-- [00:35.458]夕焼け小焼け茜に染まる [00:40.571]赤とんぼと秘密の場所 [00:45.039]たったひとつ秘めこと隠し [00:49.444]鬼子は恋に落ちたのです [00:53.256]田圃道、背比べ [00:57.734]追いついた日のことも [01:02.253]夕暮れの指切りも [01:06.675]覚えているのでしょう [01:11.213]「もういいかい」「まあだだよ」 [01:13.244]ふたり、鬼ごっこ [01:15.594]逃げるのはいつも君で [01:20.076]「もう一回、もう一回」 [01:22.362]我儘言うの [01:24.628]日が暮れる刻まで [01:44.955]三度目の秋、鬼子は気付く [01:52.042]醜くなる胸の内と [01:56.327]物ノ怪だと知りつつもなお [02:00.843]知らぬふりしていた彼に [02:04.740]忍ぶれと忍ぶれと [02:09.156]色に出す鬼の性 [02:13.677]逃れ得ぬ運命から [02:17.949]守ろうとしたのでしょう [02:22.661]「もういいかい」「まあだだよ」 [02:24.669]目隠しをした額に花の冠 [02:31.472]「もういいかい」「もういいよ」 [02:33.722]鬼子の目にもあふるる涙の粒 [02:41.677]【五度目の秋―― [02:43.485]彼は村人達から鬼子の正体を [02:46.599]隠していたことを咎められました。 [02:51.307]鬼子の仕留めるまで [02:53.745]村を追いだされてしまったのです。 [02:55.460]彼は村を捨て二人で暮らそうと [02:57.442]鬼子を迎えに行きました。 [02:58.583]しかしとしを取るごとに [03:01.749]身も心も鬼に近づいた鬼子は [03:03.224]こう思うのです。 [03:06.075]「ああ、銃の火薬の匂いがする [03:10.225]私を殺しに来たんだわ」】 [03:15.100]指切拳万 [03:17.314]針千本じゃ済まさないわ [03:19.610]恋焦がれるほど [03:21.811]お腹が空くの [03:23.513]「もういいかい」「もういいかい」 [03:25.687]震える肩を [03:27.866]捕まえて聞い掛けるの [03:32.307]「もう言いたいことはないかい?」 [03:34.527]コクリと頷く [03:36.946]美味しいそうな横顔 [03:39.048]もう一回、口吻して [03:40.996]お別れしましょう [03:43.390]赫い笑顔焼き付けて [03:47.825]「もういいかい」「もういいよ」 [03:50.077]いつか交わした [03:52.407]声が響いていた [03:57.989]【食べても食べても [04:00.166]彼女の空腹が [04:01.552]満たされることはありません。 [04:03.869]遣った彼の手を握り、 [04:05.564]彼女は思うのです [04:07.570]「彼が鬼の子に生まれ変わりますように」 [04:09.810]身も心も鬼になった彼女は [04:12.792]村へ歩いていきました。】 [04:15.344]鬼さんこちら手の鳴るほうへ [04:19.878]彼岸の華が咲く頃に