容赦ない地割れ (生命の氾濫.ver)歌詞

作詞 : 害 KerberosGuy *
作曲 : 害 KerberosGuy *
秋の日が落ちてほんの數(shù)時(shí)間後、街の輝きと反比例して足元に害蟲の骸が落ちてゆく。
路地裏を照らす一本の街燈が小さな生命を、業(yè)火で焼き盡くす。
青みがかった光は背に闇を作り、これにより世界は不平等であると、少年は酷く感じていた。
また一つ、生命が消えた。
猥雑な輝きを放つ艶を持った小さな小さな肢體は、ジュっという音を立てて油の焦げる匂いに変わり果てる。
これが業(yè)火の罠だ。
最期の燈火が消える瞬間と、罠にかかる瞬間の不完全なリズムに目を奪われて
風(fēng)の冷たささえ気にやむことはない。
こんな俺の生業(yè)を眺めた彼は、一言も許さず記憶の奧底へ消えていった。
生と死の入れ替わりの激しさゆえ、これを秋の嵐と名づけている。
今日は、九月の最終日。
２
俺には兄がいた。もう隨分前に絶縁したのでどうしても過去形になってしまう。
また、一つ。
焦げ落ちていくあれに視線を置くと、當(dāng)然なのだが、鋭利な光が瞳に差し込んでくる。
さらに時(shí)間が経つと、精神上に偶発の亂気流が起こる。
勿論俺の世界で起こっているだけで、自然にはなんら影響はない。
蟲はあの光を視ると、一心不亂に街燈を目指し、前進(jìn)する。
それまで、一定の軸に操縦されていたかのように、志していた進(jìn)路を打ち消し、狂気を暴発させるのだ。
上下に揺らめいていたのにも関わらず、いきなりの速さに、
こいつらはとんでもない力を秘めているのだと、俺だけは気づいている。
そして、それからは業(yè)火に一直線、という訳でもない。
サビ
喩えるならば彼は勇者。數(shù)萬(wàn)匹の中にいる勇者として罠に掛かった。
途中までは誘われるがままに光に自我を奪われるが、
最終的に殘る理性を溶かされるまで、ただ我武者羅に生への執(zhí)著を見せる。
恐怖を數(shù)秒間の間に幾度も感じれば、それ自體が恐怖であるのか考えるのが理性というものだ。
人々はそれを、気狂いと、醜いと蔑んでいる。
九月の最終日は、毎年俺の自律を狂わせる。
たいてい二月も経てば理性に呼び戻され、いつもの生活に戻れるのに。
『朝が怖い。夜がずっと続けばいいのに?！?br />兄と似た容姿をした男が、十年前の俺を視ている。
ラスト
あの時(shí)の一言が今でも胸に刺さって消えない。
だから俺は、兄の為に夜を手に入れたかった。
幻覚の彼はつまらないものを見たと言わんばかりに、舌打ちをして去っていった。
蘇る不幸せな瞳が俺を駆り立ててゆく。
また、一つ。
ひたひたと近づいてくる足音を、俺は聞き逃さなかった。
あの秋の日は例年に比べて濕気が酷かったように思う。
生暖かい俺を上下する視線と、脆さを見透かした細(xì)い瞼が歪み、彼は粘る視線を世界に反映させていた。
兄と彼を重ねた俺は特に何をするでもなく、息を上がらせ既視感というものを初めて體験する。
あの街燈の光は、太陽(yáng)に酷似している。俺の中で俺が塵と化していく。
これに集まる一番の弱者は俺という人なのだ。
遙か地上で美しさを愛でる、お?dú)輼Sな、地上の人類だ。
きっと彼らは太陽(yáng)に穴を開ける黒點(diǎn)で俺はその黒點(diǎn)に精神異常を來たすStrangerなのだ。
どう羨もうが、完全な闇には辿りつけない。せめて汎下にはならないよう、努力が必要だ。
世界のmidlow(中低域)に蔓延するネオンを睨みあげた。
その俺に、卑しい報(bào)せを攜えてくる仲間がいる。時(shí)刻は0:00を過ぎていた。
最底辺と交わること、現(xiàn)在の俺に相応しい事変。
また一つ闇に散った。長(zhǎng)い雨が止んだ。